髙橋海人さんのこと

髙橋海人さんが好きなんですよ。
『だが情』『なにもの』以降、どんどん新しい姿を見せてくれるキンプリを通して、改めてこの人好きだなぁ〜って思っているので、それを言葉にしてみたいと思います。

髙橋海人さん(以下かいぴ)のことを、この人いいな!と最初に思ったのは、もう内容は忘れちゃったんですけど何かの雑誌のインタビューです。当時のキンプリは5人だったと思いますが、メンバー全員がわちゃわちゃ喋るような内容のもので「こんな立ち回り方をする人がいるんだ」って興味を持ったんです。ちなみに『Mazy Night』前後あたり。自分はこう!って感じじゃなくて、誰かが言ったことを拾って話をつなげるみたいなことをさりげなくやってたのかな。

そこからパフォーマンスを見てさらにかいぴに心を寄せていくわけですが、私がかいぴに対していちばんいいなと思うところは最初から変わってなくて「立ち回り方」なんですね。

もともと、キンプリって(というよりMr.KINGから)猛者が多いグループだと思います。そのなかで、自分をどうキャラ設定するのか?まあアイドルなら誰しも直面する問題だとは思うんだけど、かいぴはメンバーたちの個性に多大なリスペクトを寄せながら、じゃあ自分は何ができるんだろう?って考えている感じがずっとある。今2人体制になって、5人のときとかなりかいぴの役割は変わったと思うんだけど、彼のスタンスはずっと同じで、だからこそ結果こうなっているという感じがします。

なにかで読んだ、後輩とご飯に行く時と先輩とご飯行く時で全然態度が違う、後輩には甘えさせるし先輩には甘える、みたいなのも「でしょうな」って感じです。

かいぴはもともとダンスでプロを目指してて、今の事務所のオーディションも親に言われてイヤイヤ行ったというエピソードがありますよね。でも、ファンの子からの言葉で「自分の存在が誰かを幸せにするってことができるんだ」と気づき、そこからアイドルに本気になったと。そのエピソードもすごく好きなんですけど、自分がアイドルとしていかに輝くかってことよりも「エンターテイメントって色々な人の手で作り上げられている世界なんだ」ってことをよくよく理解している感じが随所にあって、そこに私はめちゃくちゃ信頼とリスペクトを寄せています。作り上げる側には、もちろんお客さんたちも含まれています。

BTSを好きになりはじめた頃、韓国のアイドルと日本のアイドルの違いみたいなことについて友人と話したことがあるんですが、そのとき「日本のアイドルは王子様とか彼氏っぽい売り方をするのに対して、韓国のアイドルは友達とか、共に目標を目指す仲間みたいな接し方をする」という話になりました。そのときは確かにそうかも〜と思いましたが、今のキンプリを見ているとむしろ後者だなと思う。ちなみに韓国もリアコ売りは全然してたしむしろ愛嬌もあって過酷な世界でした(余談)。

それから、ダンス、演技、歌、トーク、すごくいろんなことができるしやってるし前に進んでるのに、いつもなんか「これでいいのかな」っていう戸惑いや、満足しきれてない感じが垣間見えるところも好きです。もっとこうできるんじゃないか、ああできるんじゃないかって考えることは、さらに次の高いクオリティに繋がっていくから。

個人的には牡羊座のA型っていう同じ属性なので、勝手にシンパシーを感じる部分もあります。昨日のうちあげで「この5年で考え方もだいぶ大人になった」って言っていたけれど、直感みたいなもので動くけど、経験で学んで勘所を磨いていくところがあるんじゃないかとか。とはいえ、きっと私たちは誰もかいぴの本音なんてわからない。でもそれが嫌ではないというか。

アイドルって本当に難儀な商売というか、たとえば役者だったら、特定の役を演じるけれども一定期間が終わると自分に戻れる。でもアイドルは自分自身でやっていなかないといけないから、どれだけ演じるのか、素顔と寄せていくのか、もちろんこれがありのままの自分ですと見せなきゃいけないし、そのあたりはとてもデリケートで、精神的負担が大きい仕事だと思う。また、いわゆるアーティスト?作品を通して自己表現していくような人たちに対して、アイドルはシステムのなかで「やらされてる」感がある仕事と言われることもある。だからこそ、そのアイドルの枠でやっていく、みたいなかいぴの覚悟に拍手を送りたいというか。その難儀なアイドルという立場から、どんどん新しい景色を見せてくれようとしているのが非常に頼もしいです。作詞作曲したり、ボーダーを越えた試みをしたり。かいぴは芸術肌と言われるけれども、ただの芸術家ではなくて、エンターテイメントのプロを目指してるんだなぁと、2023年は特に思い知らされました。

あと2人体制になって永瀬廉さんの魅力もすごくわかるようになりました。KINGのときは、平野紫耀、永瀬廉という2人がいて、その間を埋める髙橋海人みたいな……感じだったじゃないですか?なんとなく。でも今のふたり、どっちが強いって感じもなく、本当になだらかにピースフルに、すごいスピードでいろんなものを見せてくれていて、れんれんがいままで常識担当みたいな感じだったのが、すごくボケというか。かいぴはこんなに頼もしかったのかとも思いましたし。そのバランスがなんかね、すごく好きです。

もともと全然キンプリを熱心に追ってるわけでもなく、何を偉そうにというのは自覚しておりますし、5人のキンプリも6人のキンプリも大好きだということは大前提としてですね、髙橋海人さんが好きですって話でした。

あとすごい余談だけど先日かいぴが開設したインスタアカウントの写真、撮影が尾身さんで、私っていうかOSAJIの今年のホリデーも尾身さんなんですよ!!!!趣味合うね!!!かいぴ!!!

健康にはまじで気をつけてほしいです。

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