学校を休んだ日

小学校3年生の7月、今日。息子がはじめて学校を休んだ。朝起きて耳が痛いということで耳鼻科に行った。急性中耳炎で左耳が真っ赤に腫れていた。息子は乳幼児の頃からずっと中耳炎に悩まされている。右耳が滲出性中耳炎で3歳から2週間おきに耳鼻科に通っており、過去に鼓膜の切開もしている。滲出性が発覚したのは3歳で、それまでも何度か急性中耳炎で熱を出したことがある。抱っこ紐で救急にかかったこともあり、抗生物質をもらって熱と腫れが引いたら治ったと思い込んでいたけれど、すでにその頃から滲出性中耳炎を抱えていたのかもしれない。

息子の場合、滲出性のほうは腫れや痛みなどがあるわけではなく、水が溜まって聞こえが悪い状態が続いているだけで、本人的には不快ではないようなのだ。右耳だけが中耳炎なので、右と左を比べると明らかに右の聞こえが悪いのだが(測定などをすると明らかなデータが出るのだが)、本人はもうそれが普通の状態だからなのか、違和感はないという。左は普通に聞こえるため、またおそらく息子の聴力はどちらかというと敏感なため、日常生活において、呼ばれても振り向かないとか、授業の声が聞こえないとかいった不具合もない。そんなわけで私も普段は定期的に耳鼻科に通うことだけを忘れないようにしている。成長とともに治ることがほとんどだというお医者さんの言葉を信じて。

息子は鼻炎持ちで、かつ子どもは鼻から耳への距離が近いため中耳炎になりやすい。鼻炎状態とその距離感に変化がない限り、彼の滲出性中耳炎は続くのだろう。鼻炎も少しずつ良くなっているような気がするようなしないようなそうでないようなという感じで、一喜一憂しながらもう5年も経ってしまった。

定期的に耳鼻科に行っていることもあり、突発性中耳炎になることはほぼなくなったが、去年に1回、そして今日で1回。前回は耳に違和感があるということで、学校が休みの日だったため耳鼻科で抗生物質をもらい、痛がることもなく完治したが、今回はとにかく痛がってヒヤヒヤした。幸い熱はでておらず、明日は登校できそうだ。

なぜこのような状況整理の文言をここに書き記すのか自分でもわからないのだけど。息子のこともどこまで書いていいんでしょうねぇ。こういうのも個人情報と言えるし、未来の息子に怒られる日が来るのだろうか。

自分の親がSNSとかブログとか、なんでもいいんですけどネット上に言葉を綴る行為をしていて、たとえばTwitterを10年以上やっていて、日々思ったことなんかをあーだこーだ書いてることを、もし自分が子どもの立場で知ることとなったらどう感じるだろうかと最近よく考える。とりあえず私なら絶対過去ログを全部読むと思うし、親のリテラシーの低さに幻滅するかもしれない。息子に幻滅されることは怖くないけど(私自身も幻滅しているので同意できる)、息子に幻滅されるような文をネット上に放り投げているデリカシーのなさというのは、ちょっといただけないよなと我ながら思う。

この問題に対する明確な答えはまだ出ていない。なんだか話がそれてしまったが、これまでコロナもすり抜け風邪もすり抜けて登校してきた息子が、今日はじめて学校を休んだという記録をここに残しておく。

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